【SPICE】大衆演劇の入り口から[其之九] ・後編(関西編) 京橋の「劇団天華」に注目

【SPICE】連載コラム「大衆演劇の入り口から」、2016年お正月公演紹介記事、関東編・たつみ演劇BOXに続いて、関西編は劇団天華さんを紹介させていただきました!

大衆演劇の入り口から[其之九] ・後編(関西編)  2016年、あなたも大衆演劇デビューしませんか?京橋の「劇団天華」に注目

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筆者が初めて観に行った日の芝居が『三人出世』。(中略)

「世の中には色んな人がおる。目の見えない人も、手や足のない人も…。けど、目の見えない人はあんまさんをやる。手のない人は荷を背負って飛脚をやる。足のない人はかんざし職人をやる。お前は目も手も足も全部揃うとるやないか。なのにどうして仕事につけんのや。世間のせいやない、お前が自分の弱さに負けただけや!」

千夜座長の渾身のセリフに大きな拍手が沸いた。ささやかな人情噺の向こうに、社会へのまなざしが開いていく。舞台が一枚絵で終わらず、登場人物たちの暮らしを想像させるような、“風景”の奥行きが目の前にあった。『花かんざし』『へちまの花』『釣忍』『お里沢市』『丸髷芸者』…いずれの芝居もリアルな人間の体温と、ざらざらとした手触りに満ちていた。この物語にこんな面があったんだ、こんな景色も広がるんだ!と、その切り口のみずみずしさに目を見張った。


⇒全編はこちら!(SPICEサイトに飛びます)

上をクリックしていただくと、Twitterで繋がっているあやかさん撮影の、ものすごくドラマチックな梅川忠兵衛の写真が見れます!(本当にスゴイ写真!)
SPICEのランキングやTwitterの反応を見ると、この記事はありがたいことに大変多くの方に読んでいただいたようで…それもあやかさんのお写真のおかげだと思いますm(__)m

関東の友人たちに、天華のお芝居の魅力を説明するとき。
「たとえばね、“雨で道がぬかるんでるから気をつけろ”ってぬかるみを避けると、実際には何もない劇場の通路だけど、ああ、そこはぬかるんでるんだなって目に浮かぶ感じで――風景が開くようだわ!と」
「出てくる人物の背景がちゃんと積み重ねられて、人間像として納得!リーズナブル!みたいな」
これという言葉の適切な選択ができないでいるものの、テンションだけは高い(笑)
なんせ昨年11月に出会ったばかりの劇団さんだ。

私の目が追い付かなくて、劇団としての粒立ちがまだ見えないところが大きいので。
本当は、SPICEという広く読んでいただける媒体に載せる文は、もっと後で書こうと思っていた…のだけど。

京橋公演の熱気を、関西の友人がメールで送ってくれるとうずうずしてきて。
もっと後でちゃんと、なんて言ってるうちに時間は過ぎる。
だから、書かせていただけることがあるうちに。
劇団天華のファンの方にも、気に入っていただける記事になっているだろうか。

上に載せた写真は昨年11/28のラストショー「湯島の白梅」@篠原演芸場。
このようなお芝居仕立てのラストショーが多いのも大変嬉しい。
芝居を。もっと芝居を!
ドラマを求める観客の心に、千夜座長はどろりと生々しい人間の情の交錯を見せてくれる。

Twitterに流れてくる京橋羅い舞座の公演予告は、平日に連日昼夜外題替え、新作芝居・新作ショー、「1日3回公演」(?!)など、とにかく力を搾り取るような全力ぶりだ。
大阪の激戦を感じつつ、役者さんもお客さんもどうか健康で…と祈らずにいられない。

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コメント

こんにちは

楽しく拝読しております。
大衆演劇のブログにはこんなのもあります。対象から適度な距離を置き冷静かつ簡潔に記述しているので読みやすいです。
http://m.ameba.jp/m/blogTop.do?unm=handsjob&guid=ON

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