沢村菊乃助さん個人舞踊「番凩」(劇団荒城ゲスト)

2014.6.7 夜の部@浅草木馬館

衝撃体験。
音に合わせて踊るのではなく、音が、体から出ている!

写真・沢村菊乃助さん個人舞踊「番凩」より


6/14(土)夜の部まで木馬館に出演されるそうです。
ということを、どうしても早くお知らせしたくて。
沢村菊乃助さんは、普段は九州で公演されてて、大阪はまま行くことがあっても、関東にいらっしゃることはまずないらしい。
東京在住の大衆演劇ファンとして、この方の舞踊を目にする機会がほとんどないということに、悔しい思いさえするのです。

6/7(土)-6/8(日)で、菊乃助さんの個人舞踊を3本見た。
いずれも呆然としてしまったけど、やっぱり初見の「番凩」の衝撃度は高かった。

―かわいた木枯らし そよそよと
かわいた木の葉は ひらひらと―


菊乃助さんが紡ぎ出した動きは、まるで楽器が鳴るようだった。
音の一粒一粒に、体が吸いつく。
動作の緩急が、くるくる入れ変わる。
曲がサビに差し掛かってハイテンポになってきても、腕の一振り、脚の一筋で、音楽を軽々とコントロールする。

―焼けた故郷に 別れを告げて
木の葉の手に引かれ 走り去る―


両手を宙に持ち上げ、カク、カクと指を床に向けて、足は片足。
バランスが危ういはずのポーズをとっても、身体は芯を通したように屹立している。

愉しげに、舞台の左側へ踊り出れば、舞台に漂う澱みも引き連れられて、しなる背中あたりに薄く乗る。
今度は舞台右側へ、音を操りながら跳んでいく。
木馬館の空気が、一緒に右へとうごめく。

骨の髄まで、自在に見える。
人間の体って、あんな風に動くんだ。

―生きとし生ける
この世の者への追い風とならん―


照明を落とした舞台に、頭に被った薄紫色が映えていた。
その姿から流れ出て来るものが、水を打つように清い。



私のブログを読んでくださる方の中で、関東在住の方もいらっしゃると思います。
もし、6/14(土)までに木馬館に足を運ぶお時間のある方がいらっしゃれば、強くお勧めいたします。
私自身はもう行けるチャンスがないのだけど、関東の大衆演劇ファンが、一人でも多く菊乃助さんを見ることには、大きな意義があるような気がする。

舞い始めて、咲く花はしゃんと清水。
舞い終わって、残す色はからりと爽風。

九州・熊本の地から、とてつもない役者さんが、この東京に来てくださっていますよ!

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