劇団KAZUMAお芝居「四十両の行方」

2012.11.27昼の部・夜の部@尼崎中央天満座
お芝居「四十両の行方」

写真・華原涼さん(11/27舞踊ショーより)



大好きなんです。
劇団KAZUMAのお芝居が!
もちろん舞踊ショーも好きで好きでたまらんのだけど…
ああでもやっぱり、お芝居!

青山家の小間使い・お浜(霞ゆうかさん)には、吉松(藤美一馬座長)という遊び人の兄がいる。
しょっちゅう博打のお金を貸してくれと言いに来る兄を叱りながらも、お浜は兄を憎めない。
ある日、青山家のお嬢さん・妙(林愛次郎さん)が、四十両が家から無くなったと言いだす。
「浜が盗ったのよ!」
吉松は濡れ衣を着せられた妹を庇い、自分が盗ったことにしてしまう。
四十両を稼いで青山家に支払うため、吉松は江戸へ百日の普請に行くことにする。

吉松。
一馬座長のこういう役、本当に好き。
二枚目役でも三枚目役でもない。
根本的には優しいし情に厚いんだけど、どうにも態度が軽いので周囲にいまいち評価されない、そんなキャラクター。
この「軽さ」。
底に「いい人」が透ける、ふわふわした軽さ。
最初に惹きこまれた「文七元結」の主役もそういうキャラクターだった。
一馬座長じゃないと出ない味の一つだと思うのです、ふふ。

このお芝居でもう一人強烈に印象に残ったのは、青山家の主君・青山殿(華原涼さん)。
吉松とは対照的に、重々しい性格と重低音の声。

軽さと重さ。
だから吉松と青山殿のやり取りはもう、可笑しかった!

吉松「稼いできた金が、四十両にちっとばかり足りませんで…」
青山殿「よい、四十両といえば大金だからな。わしが少し手助けしてやろう」
吉松「本当ですか!いやぁ、助かったあ~」
青山殿「して、いくら足りぬのだ」
吉松「四十両に、四十両足りません」
青山殿「そうか、では四十両全部わしが…ってアホか!」

やり取りそのものも笑えるけど、この2人の声が加わると、重さと軽さのシーソーゲームのようでやたらめったら可笑しい。
(今回初めて気づいたけど、涼さんの重―い渋い声でギャグやるとギャップで爆発力がすごい…)

でも、前回言及したようにシリアスな見せ場もあって。
決めるところはバーンと決める。
緩いところはゆーるゆる。
重くなったり軽くなったり、テンポの良いシーソーに乗ってるうちに、あっという間に終幕。

もっと観ていたいー、もっとシーソーに揺られていたい。
そんなわけで、四国健康村まで行ってきました。
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