【SPICE】大衆演劇の入り口から[其之二十一] みんな大好き!大阪・鈴成り座のたこ焼きのヒミツ

写真で見るだに、おいしそう…!
1月、鈴成り座に行くたんびに食べました。ソースマヨ・しょうゆ、どっちもとっても美味です!

8個で300円、鈴成り座の名物・たこ焼きの調理現場を取材させていただきました!

【SPICE】大衆演劇の入り口から[其之二十一] みんな大好き!大阪・鈴成り座のたこ焼きのヒミツ

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一番人気のソースマヨ!

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鈴成り座外観

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調理しているところにお邪魔させていただきました

今回は鈴成り座の楽しい従業員さん、通称“にぃに”に全面的にお世話になりました! 大変ご多忙な中、ありがたい限りです…。おかげで大衆演劇ファンに喜んでもらえる記事ができました。この場で改めて御礼をm(_ _"m)
以下も、“にぃに”に伺ったたこ焼きの工夫の話です。

(記事本文より)
「今日は18:00が芝居終わりやから、そこから逆算して-25分で作り始めるんよ。そしたらちょうど芝居が終わる頃に焼き上がる」

しかし、大衆演劇の芝居は日替わりだ。したがって、芝居の終演時刻も毎日微妙に違うはず…。

「つまり劇団の座長さんに、今日の芝居が何時に終わるか、毎日聞いているってことですか?」

「うん。毎日聞いとる。時々芝居がアドリブで延びたりするけどな(笑)」

毎回アツアツのたこ焼きが出てくるのは、計算に基づいていたのか…。


また、たこ焼きの話だけでなく、鈴成り座全体の話も聞かせて下さってます。特に昨年12月に初乗りだった劇団新の人気ぶりは、気になっていたので聞いていて嬉しかったポイント!

――鈴成り座に毎年乗っているとか、縁の深い劇団というとどちらでしょう?

「里見劇団進明座」。毎年5月に乗ってる。

――里見要次郎さんが総座長をしているところですね。

うん、若い人もたくさんやっとるよ、直樹、祐貴、龍星、竜汰…。

――12月は関東の人気劇団「劇団新」が初乗りでしたね。初めての関西進出なので関西での反応が気になっていましたが、すごかったと聞いています。

前半が15日まで、後半が24日まで。後半、期間が短いやろ。でも前半と後半の入り数いうのが、ほとんど一緒や。それだけ右肩上がりに上がっていって、お客さんがついたいうことやろね。

⇒全編はこちら!(SPICEサイトに飛びます)


リリースをTwitterで告知してすぐ、「私はしょうゆ派」「しょうゆマヨ派」などなどコメントがいただけて、みんな好きなんだなぁ…と(*´▽`*) 

本文中にも書かせていただきましたが…たこ焼き調理中の鈴成り茶屋には、舞台の芝居のセリフが聞こえてきます。
≪恨みは果たしたぞ~!≫
ヤマ上げを聞きながら、ジュージュー焼けていくたこ焼き。テキパキと作業する従業員さん。
コンパクトな芝居小屋では、今日も舞台と、食べ物と、人が陽気に交わっている。

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【SPICE】大衆演劇の入り口から[其之拾七]舞台裏のプロたち―「浅草木馬館」の裏方さんに会いたい!

ある座長さんが、特別ショーのために作られた舞台セットを指して。
「これが木馬館ですよ!他のどの劇場で、こんなセット作ってくれますか?!」

また別の座長さんは、数年ぶりに出すお芝居について。
「この芝居は、木馬館か篠原演芸場じゃないとできないんです。ここでしかセットが用意できないから」

どんな道具でも作れる。
どんなセットでも用意できる。
だから、芝居ができる。私たちが舞台を楽しめる。
同じ時代にいてくれてよかった、浅草木馬館!

【SPICE】大衆演劇の入り口から[其之拾七]舞台裏のプロたち―「浅草木馬館」の裏方さんに会いたい!



――今回、木馬館の支配人さんにインタビューさせていただこうと思った最大の理由があるんです。木馬館で公演される役者さんが、皆さんそろって、「木馬館の裏方さんは本当に何でも作れる」「どんな道具でも用意できる」っておっしゃるんです。

支配人・篠原由高さん(以下、篠)  あ、本当ですか…(笑) うちの劇場の場合は、他の劇場さんと比べて舞台が広くないですし、楽屋なんかも広くない。そこで、どこを売っていくかっていうのを考えたときに、舞台・大道具で売っていこうかっていう話になったんです。それで道具に力を入れてはいるんですけど。

――道具に力を入れるっていうのはいつ頃からの方針ですか?

篠  うちの社長の代からですね。祖父(※)の頃はまだそんなでもなかったんですけど。現在の社長の段階から、やっぱり大道具にちゃんと力を入れようって。劇場なんだからって。劇団さんに作ってって頼まれたら、極力“できない”っていうのは言わないっていう、うちの劇場のポリシーがあるんです。

――すごいですね…「できないって言わない」。

篠  “無茶”と“無理”はまた違うんで…“無茶”っていう場合は、もうできないんですけど。“無理”はある程度はきくっていうスタイルでやってるんです。


⇒全編はこちら!(SPICEサイトに飛びます)

“やっぱり大道具にちゃんと力を入れよう。劇場なんだから”
“劇団さんに作ってって頼まれたら、極力できないっていうのは言わない”
聞きながら、うわああ、むちゃくちゃかっこいい言葉…!と。
バタバタした準備中、こころよく取材をOKしてくれた支配人・篠原由高さん、棟梁さんに改めて感謝します。
そして河内十人斬りの画像を瞬時に送ってくれた、劇団炎舞のファンクラブの運営さんにもm(_ _"m)

木馬館について、学生時代に論文もどきを書いたことがある。
そのとき知ったのは、「篠原孝昌さん」という一人の興行師の挑戦が、すべての始まりだったということ。
1977年、安来節の小屋だった木馬館を「大衆演劇の劇場にしよう」と孝昌さんが決めたとき。
大衆演劇は経済的にどん底。
「もう一度旅芝居に花が咲くはずない」と、あらゆる方面から白い目で見られたそうだ。

それから今年で39年。
木馬館の開場前には、長い列が劇場を取り巻いている。
孝昌さんから息子の篠原淑浩会長へ、さらにその息子の篠原由高支配人へ受け継がれながら。

木馬館の二階へ上がるとき、階段の踊り場の壁に「木馬館思い出写真集」のコーナーがある。
すると舞台でマイクを持って挨拶する、孝昌さんの写真に出会う(記事中にも写真を掲載しています)。
「いらっしゃいませ!空いている席へご案内しますよ!」
階上から、従業員さんの声とお客さんの声が降って来るのを聞きながら。
先日、孝昌さんの写真を見つめて足を止めた。
――この人が作ってくれたのだなぁ。

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記事には載せなかったけど、夕闇の木馬館も大好きです。

浅草寺を通り抜けるあたりで、観劇仲間にばったり会ったりすることもたまにある。
「奥山おまいりまち」の門まで行けば、顔見知りの人を見かけたり。
振り向く顔は、“これから観劇”という熱で、みんなどっかウキウキしている。

「大衆演劇やってます!もうすぐ開演ですよ!」
今日も元気な、呼び込みの声が聞こえてきた。

私たちの、浅草木馬館!

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【SPICE】大衆演劇の入り口から[其之拾四]・横浜、三吉演芸場とともに 喫茶「樹林」のストーリー

大衆演劇場の近くにある、名物喫茶や居酒屋。
おいしいものと観劇がセットだと、その日一日幸せ。
今回は三吉演芸場とともに歩んできた、「樹林」のマスターにお話を聞かせていただきました!

大衆演劇の入り口から[其之拾四]・横浜、三吉演芸場とともに 喫茶「樹林」のストーリー


↑右のモーニングはトーストがほくほくでおいしかったです!500円とお財布にもやさしい♪

ダウンロード


(記事本文より抜粋)
田 19年くらい前、三吉が一度建て替えられた頃(※)、三吉演芸場に勤めてる“おはつさん”って人がいたんですよ。“はっちゃん”って呼んでたんですけど。はっちゃんがお店にお見えになってね。“マスター、これから三吉演芸場が新しく建て直されるからね、そしたら演芸場の人たちも連れてくるから、そういう方面に進んでいったらどうだい?”なんて話してくれて。だけど、最初からこのお店にいるお客さんは、大衆演劇の役者なんか出入りするとそういう人たちが多くなるから嫌だ、とかさ。そういう声だってあったわけよ。

――そうだったんですね…

田 やだよあんな歌手みたいなの、なんて言う人だっていたんだよ、たくさん(笑)。好きな人、嫌う人、やっぱり半々ですからね。どの世界でも。


⇒全編はこちら!(SPICEサイトに飛びます)

マスター・田中さんはチャーミングを絵に描いたような方!
このお人柄に惹かれてこの店に来る常連さんや、役者さんも多いのだろうと思います。
実にまったり~と温かな「樹林」の雰囲気を、わずかでも写し取れたら…とあれこれ試行錯誤して書きました。
いつもお世話になってるSPICEの編集担当さんが、「ドキュメンタリー番組を見てるかのよう」とおっしゃってくれて、お世辞は承知ながら、ありがたや~と笑み崩れる(*^-^*)

田中さんが説明して下さって知ったのですが、「樹林」が大衆演劇と関わりだしたのは、19年ほど前の三吉演芸場の建て替えの時だそう。
それから毎年来る劇団もあれば、新しく乗る劇団も、そしてそれぞれのファンも。
みんなが「樹林」でひとやすみしていった。
温かな、小さな喫茶店の中。
大衆演劇の歴史が、息をしながら今日もお客さんを待っている。

次行ったときは、恋川のご兄弟もお気に入りだったというハンバーグを食べてみたいなぁ…

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【SPICE】大衆演劇の入り口から[其之拾壱]・なぜ立川に劇場を?「立川けやき座」社長さんに会ってきました!オープンから半年

東京の大衆演劇に新しい劇場が仲間入りした、2015年8月1日から早半年。
今の立川けやき座の様子を書かせていただきたくて、どきどきしながら2月上旬に電話をかけた。

勇気を出してみるもので。
けやき座を経営する五光建設の代表取締役・中原誠一郎さんにお話を伺えました!

大衆演劇の入り口から[其之拾壱]・なぜ立川に劇場を?「立川けやき座」社長さんに会ってきました!オープンから半年



――この立川の地に劇場を作ろう!と思われたきっかけは何だったんですか?正直、この時代に劇場を作るって大変だと思うんですが…

中原誠一郎さん(以下、中)  大変、大変、大変(笑)  ただ、健康ランドも劇場も、それだけ専門で経済的なことを考えてやってる人は、大体失敗してると思うんです。もう儲けはチャラか、いっそ赤字でも、他の業種で稼げてる場合はなんとかやれるかなと。

――五光建設の建設業のほうがきちっとされているからできると。

中 私も年齢的にも事業承継する年齢なんで、少し、大衆演劇の文化を守っていこうかなぁと…。元々、このビル自体が五光建設の持ち物だったの。二階のテナントが出て、歯医者さんが入るようになったときに、じゃあ一階をどうしようかって。そこでけやき座を始めようと思ったの。経済的な利益を考えてというより、大衆演劇という文化のため…半分、ボランティアですね(笑) 

⇒全編はこちら!(SPICEサイトに飛びます)

中原社長、立川けやき座の従業員さんたち、お忙しい中ありがとうございました!!
そして常々助けてくれる友人が、今回もまた一緒に来てくれたことにも感謝。
いつもありがとう!

今回の記事を読んでくれた方の中には、大衆演劇ファンでない演劇ファンの方も多くいたようだ。
演劇ファンの方や、地元立川の方。
“劇場”を切り口にすると、普段大衆演劇に接しない方も興味を持ってくれるのがありがたく、嬉しい。

さてさて。
中原社長へのインタビューを通してわかったのは、けやき座は利益を第一には目指していないということ。
大衆演劇という「文化」のため。
お年寄りの暮らしを元気づけるという「社会貢献」のため。
舞台でお客さんを笑顔にするという「人々の幸福」のため。

「一番大事なのは、お年寄りは何か目的がないと外に出たいというのがないですよね。こういうもの(けやき座)があると外に出たいという気持ちが起きて、それだけでも暮らしの活性化になるんじゃないかと」
と笑顔で話してくださった。

広く世のため人のため。
世知辛いこの世の中で、生き馬の目を抜くようなこの業界で、とても嬉しくなってしまうお話だ。
だからなのか、けやき座の廊下や、壁や、客席の間の空気は、穏やかに明るい。

とはいえ、この劇場が広く知られるのはこれから。
昨年9月、けやき座ができて2ヶ月めに乗った橘小竜丸座長(橘小竜丸劇団)は、こんな風に語っていらした。
「新しい劇場は浸透するのに1、2年はかかるでしょうね。外でけやき座どこ?って言われて、ああ、あそこって言われるようになるのに、最低でも1年。まだまだ日にちも、努力も、けっこうかかります。劇場さんのほうが、これを辛抱できるかどうかです」
決して焦らず、どっしりと大きく構えていらした。
⇒橘小竜丸座長&鈴丸座長インタビューはこちら(SPICEサイトに飛びます)

「立川駅のそばに、劇場ができたんだよ」
一人ずつ、知人・友人に話して。
一緒に足を運んで。
昼の部が終われば徒歩5分のミスドで過ごして(笑)、また夜の部へ。

これから、これから。
立川けやき座は、私たちが作っていく小屋。

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【SPICE】大衆演劇の入り口から[其之七] 十条・篠原演芸場のおにぎりがニッポン一おいしいワケ

本っ当に、おいしいですよね!篠原演芸場のおにぎりへ最大の愛をこめて、書かせていただきました!

【SPICE】大衆演劇の入り口から[其之七] 十条・篠原演芸場のおにぎりがニッポン一おいしいワケ



とにかく、おいしい。ホクホクした炊き立てのお米。たっぷりのたらこ。適度な水分を含み、人の手でぎゅっと握りこまれている。もう一口、もう一口と、パクパク食べ進め、市販より大きめのおにぎりをペロっと数分で食べきってしまう。食べるたびに筆者は思う。十条の大衆演劇場・篠原演芸場のおにぎりはニッポン一だ!と。
「特にお客さんが多い日は、昼の部と夜の部合わせて500個くらい作ります。普段の土日だと300個から350個くらいかな」
と、篠原演芸場で働く篠原美津子さんは売れ行きを語る。


⇒全編はこちら!(SPICEサイトに飛びます)

お話を聞かせて下さった篠原美津子さん、開場前のお忙しいときに調理場へ入れて下さった劇場スタッフさんに感謝。
写真を提供してくれた友人や、観劇した時におにぎり撮影を手伝ってくれた友人もありがとう!

この記事を公開して間もなく。
篠原演芸場の存在は知ってるけれど行ったことがない…という方が。
おいしそうなおにぎりに惹かれて、行ってみることにしたというコメントがありました。

――内心、転げ回りたいくらい嬉しかったですね(このとき篠原の客席だったのでやらなかったけども)。
やっぱりおにぎりすごい!おにぎり偉大!
大衆演劇の世界へようこそ!

東京の大衆演劇を支えているのは、劇団さん、興行主さん、お客さん。
そして、ここで毎日おにぎりを握っている従業員さん。

記事中で使っている鮭おにぎりの写真は、一人、膝の上で割って撮りました。
一番おいしそうに見える角度を探して、かなり枚数撮りました。
…客席で。
いや、調理場にいつまでもいたら邪魔になるし、他に明るい場所なかったし…。

ひとり、角度を変え、置き場所を変え、一心不乱に鮭おにぎりを撮る客。
周りのお客さんの視線がそれなりに胡乱げでした(当たり前)。
あのとき篠原演芸場にいらしたお客さん、もしここ見ていらしたら、そういうことだったんですよ…!

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